PS5のUSB出力をもう一度検証してみた

先日、PS5とDACをつなぐために、REIYIN DA-DDというDDCを買いました。

この音があまりにも酷かったので、USB経由はだめだと思い、HDMIから音声を分離するためにラトックのRS-HDSW41A-4Kを買いました。

ラトックのRS-HDSW41A-4Kだと、まあ、十分な音が出たので、この構成で行くことにしたのですが、USB経由の音がだめだったのは、PS5が悪いのかREIYIN DA-DDが悪いのかが分からず、ちょっと嫌だったのです。

まあ、ノートパソコンにREIYIN DA-DDをつないだ結果、ノートパソコン直出しよりも音が悪かったので、REIYIN DA-DDはあまり良くないとは思うのですが、PS5が無実とは限らないので。

ということでちょっと興味のあった、FX-AUDIO-のFX-D03J+を買ってみました。

これはREIYIN DA-DDとは違い、純粋なDDCです。
このため、これにヘッドフォンをつなぐといった使い方はできません。

さて、FX-D03J+をPS5に繋いでみた結果ですが、ちゃんと音が出ました。
PS5は悪くなかったようです。ちょっと安心しました。

音の差ですが、HDMIからの音声分離した音と比べると、「Tempest 3Dオーディオ」をOFFにすると、若干音の生々しさは交代するものの奥行きが出る感じ。ほとんど変わりません。
「Tempest 3Dオーディオ」をONにすると、生々しさ、音のリアルさはおおきく後退しますが、奥行きがぐっと広がる感じ。
音楽を聴くのなら「Tempest 3Dオーディオ」はOFFのほうがいいです。もっと言うとHDMIの音声分離のほうがいいと思います。オーディオマニアなら間違いなくHDMIの音声分離をとると思います。

ただ、対応したゲームなら、「Tempest 3Dオーディオ」がいいのではないでしょうか。
何と言っても迫力が出ます。

今回、同軸デジタルケーブル、HDMI分離の方はマークレビンソンの数万円のケーブルを使っていますが、USB経由の方は繋ぎ変えが面倒だったのでアマゾンベーシックの1,000円くらいのケーブルを使っています。
ちゃんとケーブルをあわせたら、少し違う結果になるかもしれません。

FX-D03J+を買って、いろいろな選択肢があることが分かりました。
REIYIN DA-DDだけを使ってしまうと、PS5の良さが分からないと思います。
DDC、あまり音には影響がなさそうですが、かなり差がでるものですね。

シチュエーションに合わせて色々と使い分けようと思っていますが、普段は一番簡単なHDMIの音声分離を使うと思います。
セレクタを合わせるだけで映像も音も一緒に切り替えられるので。

ちなみに、比較試聴後、Soundgenicから直接USB-DACにつないだ状態で同じ音楽を聴いてみましたが、全く別次元の音でした。
映像は出ませんが、Soundgenicの音を聴いてしまうと、音楽を聴くときにはPS5を使うことはなさそうです。