Synology DS1621+ 一応本格稼働を開始した

家の新しいNAS、SynologyのDS1621+。

完全にReadyNASからの移行も完了し、今までパソコンに保存されていたものもDS1621+に移動して整理も出来たので本格稼働を開始しました。

使ってみての感想ですが、結論から言うとかなり気に入っています。
良かった点はとにかく早いことでしょうか。特に管理画面の速さはストレスを全く感じません。
ファイルサーバーとしても問題なく使えますし、とても安定しています。
それから電源を内蔵していることでしょうか。
ACアダプタだとNASの裏側がごちゃごちゃしてしまうので嫌なのです。
安いモデルだとACアダプタのようなので、ここは奮発して良かったです。
また、これもある程度以上のモデルだけのようですが、ディスクを入れたりするのにネジを使う必要がないこともいいです。
流石にメモリ増設だけはネジが必要でしたが、普段一番多く使うであろうディスクの出し入れが簡単なのはいいです。
ちなみにこれだけはReadyNAS104もそうでした。

デメリットは初期投資がかかることくらいでしょうか。
ただ、しばらく使ってみましたが、どう考えてもオーバースペックだったようです。
一般家庭では、このレベルのNASは必要ないかもしれません。
CPU使用率はほとんど5%未満、メモリの使用率はほとんど10%未満です。
まあ、しばらくストレスなく使えるだろう、ということでいいことにします。

さて、このDS1621+、おすすめか、というと一般的にはおすすめしません。
あまりにもハイスペック過ぎて、このレベルのNASが必要な人はほんの一握りでしょう。
中小企業にはいいかもしれません。
ほとんどの人におすすめできるのは、SSDキャッシュが使え、Btrfsが使える、DS420+かDS920+でしょうか。今から買うとしたらこの2台のうちのどちらかだと思うので。

SSDキャッシュ、はじめは効果があるのかないのか分かりませんでしたが、ここのところ効果を感じています。
ベンチマークプログラムでもシーケンシャルアクセスとランダムアクセスの速度がほとんど変わらないので、数値的にもSSDキャッシュの効果は出ていることがわかります。

これらでもオーバースペックなような気もしますが、まあ、このくらい持っていてもいいような気がします。
ちなみにどちらも4ベイですが、RAID5構成にするのはあまりおすすめできません。RAID5で組んでいる人が多いようですが。
RAID1だと速度も容量も不利ですが、筐体が壊れたときにディスクだけ取り出して読むことができますが、RAID5だと筐体が壊れるとお手上げです。
コストを考えると選びにくいところではありますが、RAID1がいいと思います。

DS1621+、めちゃくちゃ快適に使えるのは間違いし、色々と使ってみようと思っています。
筐体内でバックアップも取れるのも、必須ではないですが、あると便利です。
AMDのV1500Bを搭載しているのも、AMD好きの私としては満足です。
あとは10GbEなど、将来の拡張もできそうです。
もしかしたら今はオーバースペックかもしれませんが、10GbEが当たり前になったら、DS1621+を買っておいて良かった、と思うかもしれません。

所有欲も満たされるし、何か追加でやりたくなっても、それに答えてくれる一台だと思います。