中華アンプなど雑感

先日、Alientek D8を買って

音楽を集中して楽しむのはちょっと難しいという結論になりました。
実は他の中華アンプもいくつか聴いたのですが、まあ、同じような感じです。
ただ、こういう小型のガジェットはどれもかっこよく、外見は結構気に入りました。

その後、FX-AUDIO-のPH-A2Jを買って

使用したヘッドホンのせいで判断できなかったものの、NT-505に比べて大きく劣った感じもしないで、そんなに印象は悪くありませんでした。
ノートパソコンのヘッドホン端子と比べるとかなり良くなるし。

この2つの違い、よく考えてみたら、試聴前の心構えが違うことに気が付きました。

Alientek D8のときには、巷で10万円のプリメインアンプを凌駕する音だと書いている人が多かったので、寝室のオーディオシステムを置き換えることも考えて聴いたのですが、PH-A2Jのときには、全く期待していなかったのです。

そもそも1万円前後のオーディオ機器で、音楽を集中して楽しむなんて無理だと思うので、これらの機器はちゃんと価格なり、またはそれ以上に良くできた機器なのではないでしょうか。

そう考えると、Webなんかで、10万円以上のアンプを凌駕するなんて書くのは、かえってこういう小型で安価なアンプの普及を妨げているように見えます。ちゃんとしたアンプをまともに聴かないで、受けだけ狙って適当なレビュー記事は書かないで欲しいです。
冷静に見てみると、メーカーやショップのWebページには、そんな誇大な表現は一切ありません。

小型でデザインもかっこよく、パソコンの音を気軽にアップグレードできるので、そういう用途には本当にあっていると思います。
気軽に買える価格帯のものなので、また、ついつい買ってしまうかもしれません。

でも、音楽好きなら、メインシステムはもう少し良いシステムで聴いて欲しいです。

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