竜とそばかすの姫

「竜とそばかすの姫」を観てきました。細田守監督の作品を観るのは、「おおかみこどもの雨と雪」以来で2回目です。映画館で最新作を見るなんて、そうそうしないことなのですが。何だがふいに「これは行くぞ。」と思ったので。主人も連れて休日の朝から行って来ました。

行って良かったです。仮想現実と現実の間でホントの自分って何?という問に正面からまっすぐ切り込んでいます。ネット世界の暗い部分を見つめながらも、希望を見出していくところが響きました。私は、この方の子どもの描き方も、誠実さが感じられて、好きです。

作品を支える音楽も素晴らしかったです。メインテーマの”U”は、今年の夏の重ったるい雰囲気を、揺さぶって壊してくれる力を感じます。

Uの世界と現実世界の描写、CGも、繊細なのに迫力があってすばらしかった。褒めてばかりなので強いて気になったところを上げるなら・・・。これらの作り上げられた舞台の中で、キャラクターの絵の力が少し負けていた気がします。他が超絶クオリティすぎるのかもしれませんが。

とはいっても、物語は本当良かったです。大人にも、おすすめします。